JCAS:TOPページ > 地域研究コンソーシアム賞
地域研究コンソーシアム(JCAS)は、国家や地域を横断し、人文・社会科学系および自然科学系の諸学問を統合する新たな知の営みとしての地域研究のさらなる進展を図ること、その基盤としての地域研究関連諸組織を連携する研究の実施・支援体制を構築することを目的として設立されました。この目的を実現するためJCASでは、1) 共同研究の企画・実施・支援、2) 国際的な共同研究・臨地研究の企画・実施、3) 研究成果の国内外への発信・出版、4) 地域研究情報の相互活用・共有化と公開、5) 教育・人材育成のための連携・協力を具体的目標として掲げています。
JCASでは、上記の目的、目標を達成するうえで大きな貢献のあった研究業績や社会連携活動を広く顕彰するため、地域研究コンソーシアム賞(JCAS賞)を設けています。
【選考結果】
◆研究作品賞
津田浩司『日本軍政下ジャワの華僑社会―『共栄報』にみる統制と動員』(風響社、2023年2月)
◆登竜賞
小八木幹也Iran in Motion: Mobility, Space, and the Trans-Iranian Railway (Stanford: Stanford University Press, April 2021)
寺内大左『開発の森を生きる―インドネシア・カリマンタン 焼畑民の民族誌』(新泉社、2023年2月)
◆研究企画賞
宮脇幸生『「女性器切除:グローバルな廃絶運動とローカル社会の多様性」に関する国際的・学際的研究会』
◆社会連携賞
今年度は応募なし
【2023年度専門委員(敬称略・五十音順)】
<研究作品賞>
小川さやか (立命館大学先端総合学術研究科教授)
倉沢愛子 (慶應義塾大学名誉教授)
貞好康志 (神戸大学国際人間科学部教授)
峯陽一 (同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)
<登竜賞>
梅屋潔 (神戸大学大学院国際文化学研究科教授)
岡田泰平 (東京大学大学院総合文化研究科准教授)
宮崎恒二 (東京外国語大学名誉教授)
<研究企画賞>
速水洋子 (京都大学東南アジア地域研究研究所教授)
眞城百華 (上智大学総合グローバル学部教授)
帯谷知可(京都大学東南アジア地域研究研究所教授)
審査結果および講評(2023年度) | 募集要項(2023年度)
第12回(2022年度)
【選考結果】
◆研究作品賞
五十嵐隆幸『大陸反攻と台湾-中華民国による統一の構想と挫折-』(名古屋大学出版会、2021年9月)
梅屋潔 The Gospel Sounds like the Witch’s Spell: Dealing with Misfortune among the Jopadhola of Eastern Uganda(Bamenda: Langaa, 2022)
◆登竜賞
岡野英之『西アフリカ・エボラ危機 2013-2016:最貧国シエラレオネの経験』(ナカニシヤ出版、2022年2月)
程永超『華夷変態の東アジア:近世日本・朝鮮・中国三国関係史の研究』(清文堂出版、2021年10月)
◆研究企画賞
酒井啓子「グローバル秩序の溶解と新しい危機を超えて:関係性中心の融合型人文社会科学の確立」 (シリーズ「グローバル関係学」全7巻 (岩波書店))
◆社会連携賞
鈴木玲治『焼畑が地域を豊かにする:火入れからはじめる地域づくり』(鈴木玲治・大石高典・増田和也・辻本侑生(編)、実生社、2022年3月)
【2022年度専門委員(敬称略・五十音順)】
<研究作品賞>
遠藤貢 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
川島真 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
清水麗 (麗澤大学外国語学部教授)
白石壮一郎 (弘前大学人文社会科学部准教授)
妹尾哲志(専修大学法学部教授)
森井裕一(東京大学大学院総合文化研究科教授)
<登竜賞>
川喜田敦子 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
栗本英世 (人間文化研究機構理事)
武内進一 (東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授/アジア経済研究所上席主任調査研究員)
<研究企画賞・社会連携賞>
家田修 (早稲田大学社会科学部教授)
竹中千春 (立教大学大学院学法学研究科教授)
田中耕司(京都大学東南アジア地域研究研究所教授)
審査結果および講評(2022年度) | 募集要項(2022年度)
第11回(2021年度)
【選考結果】
◆研究作品賞
荒哲『日本占領下のレイテ島』(東京大学出版会、2021年2月)
◆登竜賞
村橋勲『南スーダンの独立・内戦・難民――希望と絶望のあいだ』(昭和堂、2021年2月)
◆研究企画賞
岩田拓夫「Iwata Takuo (ed.) (2020). New Asian Approaches to Africa: Rivalries and Collaborations, Wilmington: Vernon Press」
◆社会連携賞
NPO法人アフリック・アフリカ「コンゴ・水上輸送プロジェクト」
【2021年度専門委員(敬称略・五十音順)】
<研究作品賞>
和泉真澄 (同志社大学グローバル地域文化学部教授)
倉沢愛子 (慶応義塾大学名誉教授)
鈴木茂 (名古屋外国語大学世界共生学部教授)
寺田勇文 (上智大学総合グローバル学部教授)
<登竜賞>
河野泰之 (京都大学東南アジア地域研究研究所教授)
佐藤仁 (東京大学東洋文化研究所教授)
三尾裕子 (慶応義塾大学文学部教授)
<研究企画賞・社会連携賞>
佐藤寛 (アジア経済研究所上席主任調査研究員)
武内進一 (東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授/アジア経済研究所上席主任調査研究員)
峯陽一(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)
審査結果および講評(2021年度) | 募集要項(2021年度)
第9回(2019年度)
◆研究作品賞
Hideaki Suzuki. Slave Trade Profiteers in the Western Indian Ocean: Suppression and Resistance in the Nineteenth Century. (Palgrave Macmillan, Oct. 2017.)
(※登竜賞部門に推薦された作品ですが、研究作品賞にふさわしいため研究作品賞を授賞することになりました。)
◆登竜賞
中山大将著『サハリン残留日本人と戦後日本―樺太住民の境界地域史』(国際書院、2019年2月)
◆社会連携賞
授賞なし
【2019年度専門委員(敬称略・五十音順)】
〈研究作品賞〉
五月女律子 (神戸市外国語大学外国語学部准教授)
染田秀藤 (大阪大学名誉教授)
床呂郁哉 (東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授)
〈登竜賞〉
石川登 (京都大学東南アジア地域研究研究所教授)
湖中真哉 (静岡県立大学国際関係学部教授)
桃木至朗 (大阪大学文学研究科教授)
〈社会連携賞〉
家田修 (早稲田大学社会科学総合学術院教授)
立岩礼子 (京都外国語大学外国語学部教授)
宮原曉 (大阪大学グローバルイニシアティブ・センター教授)
審査結果および講評(2019年度) | 募集要項(2019年度)
第8回(2018年度)
◆研究作品賞
湖中真哉・太田至・孫暁剛(編)
『地域研究からみた人道支援――アフリカ遊牧民の現場から問い直す』(昭和堂)
◆登竜賞
高橋沙奈美著
『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観――社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム』(北海道大学出版会)
◆社会連携賞
受賞対象なし
【2018年度専門委員(敬称略・五十音順)】
〈研究作品賞〉
井上貴子(大東文化大学国際関係学部教授)
武内進一(東京外国語大学現代アフリカ地域研究センターセンター長/日本貿易振興機構アジア経済研究所上席主任調査研究員)
早瀬晋三(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)
〈登竜賞〉
磯崎典世(学習院大学法学部教授)
浦部浩之(獨協大学国際教養学部教授)
芹澤知広(奈良大学社会学部教授)
審査結果および講評(2018年度)|募集要項(2018年度)
第7回(2017年度)
◆研究作品賞
雲和広著(Tatiana Karabchuk, Kazuhiro Kumo, and Ekaterina Selezneva共著)
『Demography of Russia: From the Past to the Present (Studies in conomic Transition)』(Palgrave Macmillan)
◆登竜賞
長田紀之著
『胎動する国境―英領ビルマの移民問題と都市統治』(山川出版社)
◆研究企画賞
該当なし
◆社会連携賞
NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク、東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門
【2017年度専門委員(敬称略・五十音順)】
〈研究作品賞〉
帯谷知可(京都大学東南アジア地域研究研究所・准教授)
川島真(東京大学大学院総合文化研究科・教授)
林忠行(京都女子大学・学長)
〈登竜賞〉
木畑洋一(東京大学/成城大学・名誉教授)
宮原曉(大阪大学グローバルイニシアティブ・センター・教授)
森山工(東京大学大学院総合文化研究科・教授)
〈研究企画賞〉(※2018年度は募集なし)
臼杵陽(日本女子大学文学部・教授)
清水展(京都大学・名誉教授)
竹中千春(立教大学法学部・教授)
〈社会連携賞〉
臼杵陽(日本女子大学文学部・教授)
清水展(京都大学・名誉教授)
竹中千春(立教大学法学部・教授)
審査結果および講評(2017年度)|募集要項(2017年度)
第6回(2016年度)
◆研究作品賞
該当なし
◆登竜賞
神原ゆうこ著
『デモクラシーという作法:スロヴァキア村落における体制転換後の民族誌』(九州大学出版会)
佐藤尚平(SATO, Shohei)著
Britain and the Formation of the Gulf States: Embers of Empire
(Manchester University Press)
◆研究企画賞
「災害対応の地域研究」プロジェクト
および地域研究叢書シリーズ「災害対応の地域研究」(全5巻、京都大学学術出版会)の刊行
◆社会連携賞
鹿児島大学国際島嶼教育研究センターの奄美群島における社会連携活動
審査結果および講評(2016年度)|募集要項(2016年度)
第5回(2015年度)
◆研究作品賞
横山智著 『納豆の起源』(NHK出版)
◆登竜賞
箕曲在弘著
『フェアトレードの人類学 ラオス南部ボーラヴェーン高原におけるコーヒー栽培農村の生活と協同組合』(めこん)
小西賢吾著
『四川チベットの宗教と地域社会 宗教復興後を生きぬくボン教徒の人類学的研究』(風響社)
◆研究企画賞
該当なし
◆社会連携賞
境界地域研究ネットワークJAPAN(JIBSN)
「境界地域を結ぶ『公・学・民』の研究・実務連携と社会貢献」
審査結果および講評(2015年度)|募集要項(2015年度)
第4回(2014年度)
◆研究作品賞
末近浩太著 『イスラーム主義と中東政治:レバノン・ヒズブッラーの抵抗と革命』(名古屋大学出版会)
◆登竜賞
塩谷哲史著 『中央アジア灌漑史序説―ラウザーン運河とヒヴァ・ハン国の興亡』(風響社)
高橋美野梨著 『自己決定権をめぐる政治学‐デンマーク領グリーンランドにおける「対外的自治」』
(明石書店)
◆研究企画賞
谷垣真理子(代表) 「国際研究プロジェクト『華南研究の創出』」
(『変容する華南と華人ネットワークの現在』(風響社))
◆社会連携賞
アジアプレス・インターナショナル
「報道ウェブジャーナル『アジアプレス・ネットワーク』における現代アジア報道」
審査結果および講評(2014年度)|募集要項(2014年度)
第3回(2013年度)
◆研究作品賞
島村一平著『増殖するシャーマン―モンゴル・ブリヤートのシャーマニズムとエスニシティ』(春風社)
中溝和弥著『インド 暴力と民主主義―一党優位支配の崩壊とアイデンティティの政治』(東京大学出版会)
◆登竜賞
山本達也著『舞台の上の難民―チベット難民芸能集団の民族誌』(法蔵館)
◆研究企画賞
企画代表者:田畑伸一郎『ユーラシア地域大国の比較研究』
◆社会連携賞
(受賞対象なし)
審査結果および講評(2013年度)|募集要項(2013年度)
第2回(2012年度)
◆研究作品賞
高倉浩樹著『極北の牧畜民サハ―進化とミクロ適応をめぐるシベリア民族誌』(昭和堂)
◆登竜賞
水谷裕佳著『先住民パスクア・ヤキの米国編入―越境と認定』(北海道大学出版会)
◆研究企画賞
(受賞対象なし)
◆社会連携賞
西芳実氏の「インドネシア共和国アチェ州における地域情報学を活用した災害対応に関する国際ワークショップの実施」活動(2011年12月21日~26日、インドネシア、バンダアチェ州で開催)
審査結果および講評(2012年度)|募集要項(2012年度)
第1回(2011年度)
◆研究作品賞
堀江典生編著『現代中央アジア・ロシア移民論』(ミネルヴァ書房)
◆登竜賞
王柳蘭著『越境を生きる雲南系ムスリム-北タイにおける共生とネットワーク』(昭和堂)
◆研究企画賞
(受賞対象なし)
◆社会連携賞
石井正子氏の「緊急人道支援と地域研究の人材交流支援」活動
審査結果および講評(2011年度)|募集要項(2011年度)